サイコロジーマーケットサイクルとは?~感情がつくる相場の波~

🔰トレード初心者さん向け

こんにちは、とらねこです🐾
トレードや仮想通貨を学びながら、日々の暮らしや気づきを発信しています。

前回のブログでは「マーケットサイクル」についてお話しました。
今回はその流れの中で、人の感情がどんなふうに市場に影響しているのかを見ていきたいと思います。

相場の心理を知るとよりトレードが楽しくなりますよ!
ぜひ最後までお付き合いください☺️

サイコロジーマーケットサイクルとは

「サイコロジーマーケットサイクル(Psychology of a Market Cycle)」とは、
価格の上昇・下落に合わせて投資家の感情がどのように変化していくかを表したものです。

日本語では「市場の感情サイクル」とも呼ばれています。
有名な図がこちら👇


📌 出典:Wall St. Cheat Sheet「Psychology of a Market Cycle」

相場は“人の感情”で動いている

トレードをしていると、「テクニカル」「ニュース」「金利」など、
いろんな要素が価格を動かしているように見えますよね。

でもその奥には、
「人間の心理=欲と恐怖」が常に働いています。

  • 上昇すると「もっと上がるかも」と欲が出る
  • 下落すると「もうダメかも」と恐怖が出る

この感情の波が、結果的に相場の波をつくり出しているんです。

感情のサイクルをたどってみよう

ウォールストリートの「チートシート」では、
投資家の感情が次のように変化していくと説明されています👇

📈 上昇局面 — 「欲」のフェーズ

  1. 楽観(Optimism)
     相場が少しずつ上昇しはじめ、「この上昇は本物かも」と感じる段階。
     市場に明るいムードが広がります。
  2. 興奮(Excitement)
     上昇が続き、利益を実感できるようになると「トレードって楽しい!」と感じる時期。
  3. スリル(Thrill)
     さらに強気になり、「もっと買い増そう!」と積極的になります。
  4. 高揚感(Euphoria)
     「自分は天才かもしれない」「まだまだ上がる!」と有頂天に。
     このタイミングが実は“最大リスク”の瞬間です。

📉 下落局面 — 「恐怖」のフェーズ

  1. 自己満足(Complacency)
     上昇が止まり「ちょっと休憩かな」と油断してしまう時期。
  2. 不安(Anxiety)
     価格が下がりはじめ、「あれ?おかしいな…」と落ち着かなくなります。
  3. 否定(Denial)
     「一時的な調整だから、すぐ戻るはず」と現実を見ようとしません。
  4. 恐怖(Fear)
     含み損が広がり、冷静さを失いはじめます。
  5. パニック(Panic)
     「もうダメだ!」とすべてを手放す段階。市場全体が混乱します。
  6. 怒り(Anger)
     「なんでこんなことに…!」と他責思考になる。
  7. 落胆(Depression)
     「もう投資なんてこりごり」と諦めてしまう時期。
     しかし実は、ここが“最大チャンス”の瞬間でもあります。

🌱 回復局面 — 「希望」のフェーズ

  1. 希望(Hope)
     少しずつ回復の兆しが見え、「また上がるかも」と感じ始めます。
  2. 安心(Relief)
     損失が減り、再び前向きな気持ちに。次の上昇サイクルの始まりです。

トレードで大事なのは「自分がどの感情にいるか」

このサイクルを知っておくと、
「いま自分がどんな心理状態で市場を見ているか」が客観的にわかるようになります。

  • 利益が出ているときに“陶酔”していないか?
  • 含み損が出たときに“恐怖”で冷静さを失っていないか?

感情を自覚するだけでも、
「群衆心理に巻き込まれないトレード」ができるようになります。

まとめ

  • サイコロジーマーケットサイクルは「人の感情が相場を動かす流れ」を可視化したもの
  • 上昇と下落は、感情の波(欲と恐怖)の繰り返し。
  • 感情を理解することは、トレードで長く続けるための“メンタル管理”の第一歩です。

相場を読むことも大切ですが、
「自分の心を読むこと」こそ、トレードで最も重要なスキルかもしれません✨

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